目から鱗の効率化・・・夏休みの宿題、防火ポスター編
まず最初に。
うちの息子は絵を描くことが苦手です。
苦手になってしまった理由はいろいろあると思いますが、自分の中でセンスがないと思っているのか?本人曰く「楽しくない」そうです。
苦手ななりにも授業で出る課題なんかは頑張って?適度に?とりあえず?こなしているそうです。
「提出物はちゃんと出してるし授業も受けている。
ただ好きではない。」
ここでタイトルに戻ります。
うちの子が通う学校では夏休みの宿題に毎年防火ポスターがあります。
好きではないが毎年絵を書かなければいけないのです。
中1の夏
息子は困っていました。
困っていたから、「ポスターは目を引けばいいんだよ」と言ったような気がします。
そして息子は一枚の絵を書きました。
適度な大きさにプリントアウトした防火標語を画用紙の上に置き、それをなぞり絵に標語を入れる。
標語に沿ってるのか沿ってないのかわからないような絵を一つ。
この時は手持ち花火の火花がメイン。
背景は黒。
次の年も息子は困っていました。
困っていたけど
一年生の時と同じように
標語をプリントアウトしてなぞり、一つの絵を描き背景を黒に。
そして3年目の今年。
息子はもう困ってはいませんでした。
「誰も去年の俺の絵なんて覚えてないよね」
そう言いながら今年の標語をプリントアウトしてなぞり2年目と同じモチーフを描き背景を黒く塗る。
「もう同じでいい。」
絵が苦手だと言う子が出した3年目の結論は
出すことに意義があるものを悩むよりは同じ構図を描き直した方が効率が良い。
ということでした。
「毎年新しく悩むから大変。
割り切って大事。
誰も俺にそんなクオリティは求めてない。」
言いきってしまわれたらもう何も言えない。
突っ込みどころはいろいろあったけど、
・自分で描いた
・手を抜いたのは構図を考える工程のみ
ってことでまぁいいのかなって思います。
自分が小さい頃はそういう考え方ってなかったけれど、こういう効率化もありなんだなって思いました。